クレジットカードの仕組み
クレジットカードを使うと、現金がなくてもどうして買い物ができるのか、不思議に思ったことはありませんか?
Creditを日本語に訳すと「信用」になります。 クレジットとは、この信用のことで、本来は利用者の信用に基づいた信用供与を意味しています。この信用を基に、カード会員とカード会社の間に契約が結ばれ、カードの利用ができるようになっています。クレジットカードを利用することは、「カード会社から一定期間、信用を供与されている」ということになります。
信用といっても、「あの人はしっかりしているし、性格がよいから。」というレベルのものではありません。 ズバリその人の持つ 「 代金支払能力 」 のことを指します。 だから、クレジットカードの申込書に職業や年収、持家の有無までの記入が必要になってくるのですね。それによってクレジットカード会社はあなたを審査し、きちんと支払ってくれる、と判断した人のみに「信用」を与え、カードを発行してくれます。
また、年会費無料のクレジットカードも多いのに、カード会社は一体どこから利益を得ているのかと思いませんか?
クレジットカードで買い物をしたり、サービスを受けるときは、カード会員、加盟店、カード会社という三者が関係しています。クレジットカードは、三者共にメリットがあるシステムになっています。
カード会員のメリットは、「手持ちに現金が無くても、欲しい物が、(来月まで待たなくても)今すぐ買える」ということでしょう。現金を持ち歩かなくても良い事もメリットになります。
また、クレジットカード付帯保険等のサービスも、現金にはないメリットです。また海外では、クレジットカードは身分証明として使われ、ホテルやレンタカーの利用の際にはクレジットカードの提示を求められます。文字通り、信用の証(あかし)として必須のアイテムになっています。
加盟店は、売り上げの数%(3〜5%)をカード会社に支払う必要があり、これは一部の店にとっては高負担(デメリット)になることもありますが、カード会員の購入意欲を逃さず、購入につなぐことができます。また、現金のみの取り扱いに比べて、売り上げの増加を見込む事ができます。
カード会社は顧客から、カード年会費、キャッシング・分割払い・リボ払いの金利を得ます。特にキャッシングや分割払いによる金利収入が非常に効率的であるため、カード会社は金利収入の獲得に力を入れているところがあります(リボ払いに特典を付けたり、キャッシングの限度額を勝手に増やしてくれるなど)。また、加盟店からは売り上げの数%の手数料を取け取る事で利益を得ています。
現在一般的なクレジットカードによる、商品購入・サービスの利用から、代金の支払いの仕組みは次のようになっています。
(1) クレジットカード会社は申込者を審査後、審査にパスした者に、カードを発行(貸与)し、顧客をクレジットカード会員にします。カード会社とカード会員との契約は会員規約に基きます。
(2) カード会社(または信販会社)は、小売店をクレジットカード加盟店にします。カード会社(または信販会社)と加盟店との契約は加盟店契約に基きます。
(3) カード会員は、加盟店にカードを提示してサイン(または暗証番号入力)すると、後払いで商品購入・サービスの利用ができます。加盟店は、カード会員が本人であるか、カードが有効かどうかをチェックします。
(4) 加盟店は、カード会員の使った金額をカード会社に請求します。売上伝票をカード会社に送付します。
(5) カード会社は、加盟店に対し、一定の加盟店手数料を差し引いて、商品・サービスの金額を立替払いします。
(6) カード会社は、カード会員に月1回、利用代金明細書を送付します。
(7) カード会員は、利用代金を支払います。(予め届け出た金融機関の決済口座からの自動引き落とし)